
イーサリアムって何か知りたい
イーサリアムについて説明できるようになりたい
分かりやすい解説を探している
この記事がそのような方にピッタリの記事です。
イーサリアムとは
まず結論から
実は、イーサリアムとはヴィタリック・ブテリンさんがブロックチェーンを使用し、作ったプラットフォームの総称です。
このブテリンさんが作ったプラットフォームで使用される仮想通貨をイーサといい、世界第2位の時価総額を誇っています。
また
日本ではプラットフォームのことも→イーサリアム
仮想通貨のことも同じく→イーサリアム
どちらもイーサリアムと呼ぶことが一般的になっています。
(紛らわしくなりますよね!笑)
イーサリアムの特徴
名称 | イーサリアム、イーサ |
---|---|
ティッカーシンボル | ETH |
開始年 | 2015年7月 |
発行上限 | なし |
コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク(PoS) |
時価総額 | 2位 |
公式サイト | https://ethereum.org/ja/ |
イーサリアムがビットコインと異なる大きな特徴としては
発行上限がないこととこンセンスアルゴリズムがPOSということです。
イーサリアムは発行上限がない
イーサリアムには発行上限が設定されていません。イーサリアムの希少価値が保証されないのでは?と懸念の声が多かったので、2021年8月にバーン(焼却)という方式が実装されました。イーサリアムの運営サイドは、バーンにより供給量を制限することで、通貨の希少性と価格の安定を担保しています。
コンセンスアルゴリズムはPOS
イーサリアムも元々はPOWというコンセンスアルゴリズムを採用していましたが、環境問題に配慮して、POSに変えられました。
ビットコインが採用しているPoWは莫大な消費電力で、環境に与える負荷が大きいと問題視されています。2023年のビットコインの年間の電力消費量は1,211億kWhで、これはスイスの1年の電力消費量の約2倍です。 詳しくは(こちら)
そのため、イーサリアムは2022年9月15日に保有している通貨量に応じて取引の承認者を決定するPoS(プルーフオブステーク)へ移行しました。

イーサリアムでできること
イーサリアムには特徴的なできることを2つ紹介します。
①スマートコントラクト
②DApps 開発環境の提供
名前を聞くと難しそうですが、とても簡単に1つ1つ解説します。
①スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、ブロックチェーンにプログラムを書き込み、その書き込んだことを自動的に実行するシステムです。
こう言われると難しいですが、安心してください。分かりやすく解説します。
例えば
A君が「僕、700万円払うから3ビットコインを僕にくれない?」という提案をして
Bちゃんが「いいよ!ただし、ちゃんと700万払ってね?」と約束したとします。
大金が動く取引
A君は「700万払ったのに、Bちゃんがバッっくれてビットコインをもらえなかったらどうしよう…」と心配してました。
逆に、Bちゃんは「700万円は欲しいけど、人はあまり信用してないのよね。3ビットコインを渡したのに700万円払われなかったら…詐欺だったらどうしよう‥」と心配していました。
取引が無事に終了するまで心配がつきません。
そこで
1度決めたら相手の意思関係なく、自動的に交換されるシステムがあったら最高じゃありませんか?
もしあったら詐欺や、ばっくれられる心配がなくなったら最高じゃありませんか?
それが…あるんです。
それが「スマートコントラクト」!!!!!
コンピューターのプログラムで同時に自動で交換できます。
1度ブロックチェーンに書き込んだ情報は改ざんできません。ですので相手にお金を持ち逃げされる心配もなく、監視役として第三者に契約の仲介人を頼む必要もありません。これなら高額の取引も安心してできますね。
A君とBちゃんの取引もスマートコントラクトを使えばこんなふうになります。
A君「僕、700万円払うから3ビットコインを僕にくれない?」
Bちゃん「いいよ。ただしスマートコントラクトを使った取引でいい?」
A君「いいよ。」
Bちゃん「じゃー今この瞬間に700万円の口座にあるか私に見せて。私もビットコインの口座残高を見せる」
A君「(携帯を見せて)ほら、この講座には1000万円入っている。ちゃんと払えるって言っただろ」
Bちゃん「ほんとだ安心したわ。(携帯を見せて)私のビットコイン講座残高は3ビットコインあるわ」
A君「ほんとだ。確認した。」
Bちゃん「じゃー今すぐスマートコントラクトに登録しましょう!私のこの口座から明日の深夜0時にあなたのこの口座に1ビットコイン。あなたのこの口座から明日深夜0時に700万円が私の口座にくるように設定するね。」
A君「明日の深夜0時に同時に交換されるってことだね!」
Bちゃん「よし、設定完了。双方同意なしではこの設定はもう解除できないことになってるから、もう逃げられないわよ!笑」
A君「逃げる気なんてないよ!笑 明日の深夜0時楽しみにしてるぜ!」
このパターンならその場でお金が届くのを確約させられて、安心ですね。
良い技術ですね。
今このスマートコントラクトは不動産などに応用されています。今は無事に取引を見届ける監査人として司法書士などが見届けることが必須となっていますが、スマートコントラクトなら監査人を雇わずに済みます。さらにお金を払ったのに、建物の所有権が渡ってなかったなど、不動産詐欺の阻止にも役立つと期待されています。

②DApps 開発環境の提供
2つ目です。まずDAppsとはDecentralized Applicationsの略、日本語にすると分散型アプリケーションという意味です。
分散型アプリケーションとは管理者がいないアプリケーションという意味です。
つまり
DAppsの開発環境の提供とは管理者がいないアプリケーションの開発環境の提供ということです。
噛み砕いて理解すると分かりやすいですね。
次に「管理者のいないアプリケーション」についての分かりやすく解説します。
例えば会社や組織
1人のトップが作るものは、どうしてもそのトップの人の意見が強くなるものです。
「1人の権力者の意見で左右されるのはもうたくさんだ!」「トップを作らずみんなで管理しようぜ」「権力を分散しよう!」
それが分散型アプリケーションです。
分散型アプレケーションとは中央管理者を作らずに参加者全員で管理できるアプリケーションです。
分かりやすいですね^^
今までは、この分散型アプリケーションの開発は特定の技術者以外はとても難しい技術でした。
しかし、イーサリアムのプラットフォームを使えばこの分散型アプリケーションを比較的簡単に作れます。画期的ですね。(簡単と言っても専門知識を持っている方に限ります😂)
イーサリアムの時価総額
2025年6月15日現在の時価総額は44兆円
世界第2位です。
イーサリアムのまとめ
イーサリアムとは時価総額世界第2位の仮想通貨
海外ではイーサリアムはプラットフォーム、仮想通貨をイーサと言う。
発行上限がない
こンセンスアルゴリズムはPOS
イーサリアムが提供している代表的なものは「スマートコントラクト」と「DApps 開発環境」
今回はイーサリアムについてまとめました。
噛み砕いて理解すると簡単ですね。
「このサイトはどこよりも分かりやすい」と好評で嬉しいです。
読んでいただいてありがとうございます。