
コンセンスアルゴリズムとは?おばあちゃんでも分かる!分かりやすい解説(PoW、PoS、PoI、PoC、DPoS)
コンセンスアルゴリズムについて知りたい
コンセンスアルゴリズムって何?
POSやPOWの違いを知りたい
分かりやすい解説を見たい
そのような方にピッタリの記事です。
コンセンスアルゴリズムとは
結論から。簡単にいうと
暗号通貨の正合成を確かめる方法です。
日本一簡単に分かりやすく結論づけました自信があります。
なぜコンセンスアルゴリズムが必要なの?
仮想通貨の最大の特徴の1つが「非中央集権の通貨」
つまり管理者がいないということです。
管理者がいないのに、どうして通貨の価値が保証されているのでしょう?
「コンセンスアルゴリズム」のおかげです。
コンセンスアルゴリズムが管理者に代わって、「不正は行われていないか?」「嘘の捜査は行われていないか?」「間違えていないか?」などをチェックする役割になります。
コンセンスアルゴリズムの種類
コンセンスアルゴリズムの種類 | 通称 |
Proof of Work | PoW |
Proof of Stake | PoS |
Proof of Importance | PoI |
PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス) | PoC |
Delegated Proof of Stake | DPoS |

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)
POWは世界で初めての仮想通貨であるビットコインに採用されているコンセンスアルゴリズムです。
POWは難しく言うと
ハッシュ値からナンスを計算しブロックをつなげ保存する
これらの1連の作業を最も速く問題を解いき、承認を成功させた方に新規発行された仮想通貨をプレゼントする仕組みとなります。
つまり簡単に言うと
「仮想通貨をプレゼントするので仮想通貨の正合成をチェックしてくれる人いますか?」
「対価で仮想通貨がもらえるなら!大変な計算だけど私チャレンジするよ!」
というのがPOWです。
この問題を解く一連の作業を「マイニング」と言います。
しかも2025年8月時点ではビットコインの問題を1番最初にマイニングに成功すれば「3.125BTC」も貰えます。
3BTCは約5000万円…
マイニングに成功するたびに「5000万円」貰えます。
すごい金額!!!
これならチャレンジしたくなりますよね!
ただ、そんなに甘くなく
POWのシステムは1番最初に計算に成功したもの→つまり「早い者勝ち」です。
世界中で高性能の演算コンピューターを使用して激しいマイニングの戦いが繰り広げられています。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)
POSのステークとは保有という意味です。
つまりこの方法は保有によって承認者を決めて正合成を確かめる方法になります。
保有量が多い人の中から選ばれた参加者は正しくブロックを承認することで報酬(仮想通貨)を獲得できます。
PoWのマイニングは演算能力を有するコンピューターが必要になるが、マイニング報酬を求めるマイナー同士の争いは激化し、事業規模で行われるようになったことで消費電力が増加した。
実はPoWのマイニングは1番速く解いたものに報酬が与えられる仕組みですので、マイナー同士の争いが激化。消費電力が爆増し、なんと年間約106テラワットの電力、オランダの年間電力量をビットコインのマイニングのみで消費しています。
当時イーロンマスクをはじめ世界中から環境に良くないと批判の声が上がりました。
そこで2022年9月にイーサリアムはPoWからこのPoSにコンセンサスアルゴリズムを変更し
イーサリアムは消費電力量を99.95%削減可能に。
POSは保有量の多い人がより発言権が強くなる株式のように
保有量が多い人が承認作業に選ばれる仕組みで、消費電力が少なく環境に優しいコンセンスアルゴリズムです。

PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)
POIは暗号資産ネム(XEM)が唯一の採用しているコンセンスアルゴリズムです。
PoIでは、NEMコミュニティへの貢献度に応じて「重要度」(インポータント度)が設定され、重要度の高いユーザーが報酬を得ることができる仕組みです。
NEMの「保有量」「保有期間」「利用量」などから得られるスコアを日々加算していき、スコアが一定の数値を超えた時点で報酬を得ることができる仕組みです。
PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)
PoCは特定の組織が正合成を確かめる方法です。
POCを採用しているリップル(XRP)ではリップルの正合成を確かめる組織が存在し、リップル社が選出した承認者が取引の承認を行います。
ちなみに、承認者をバリデータと言いバリデータの80%以上が承認するとブロックチェーンに新しいブロックが追加される仕組みです。
しかし、このやり方は「中央集権だ」という批判あります。管理する側が不正を行っても、それを見抜くことが理論上できないからです。
ただ、信頼性の高い企業や組織が導入するならば問題はないと言う意見や、限られたバリデーターが承認作業を担当するので処理スピードが速いというメリットはあります。
DPoS(デリゲート・プルーフ・オブ・ステーク)
DPOS保有量に応じた投票権を割り当て、投票によって承認者を選出する仕組みです。PoSの発展形として誕生しました。
選挙のようなシステムで
PoSは仮想通貨の保有量が多い人が、ブロックの生成権を得る確率が高くなる仕組みです。
一方DPoSは、仮想通貨の保有量に応じた投票権を割り当て、投票によって承認者(ブロックの生成権)を選出します。
投票プロセスを経て承認者を複数人選出し、選出された承認者がブロックの生成を行います。
そして承認者にはブロック生成の報酬が与えられる仕組みです。
まとめ
本日はコンセンスアルゴリズムについて解説しました。
もし、疑問や質問があったらコメントにてお知らせください。
1週間以内に必ず返信します。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。